家に住む人の安心や資産価値の維持に繋がる！？耐震補強とは
建物の耐震性能を向上させる目的で行われる補強工事
耐震補強とは、建物の耐震性能を向上させるために行われる補強工事のことです。建物の柱や壁、梁の体力や粘り強さなどを強化し、建物の耐震性能を高めることを指します。
一般的に耐震補強といわれている工事は、耐震・制震・免震の3種類に分けることが可能です。「耐震」に限っていうと、建物の強度を向上させて、大きな地震が起きても人命の安全を保てるようにすることを目的としています。耐震補強の目標は建物によって異なり、建物に応じた目標を設定することが重要です。
安全性や資産価値の向上に役立てることができる
耐震補強を行うことで、安全性や資産価値の向上に役立てることができます。工事によって建物の強度を向上させることで、万が一大地震が起きて建物が損槽を受けたとしても、人命を安全に保つことが可能です。
また、耐震補強を行うことによって、建物の資産価値向上にも役立ちます。耐震性能が高い建物と低い建物とを比較したら、耐震性が高い建物に人気が集まると考えるのが自然でしょう。建物を保有するうえでは、資産価値が下がらないように計画的に耐震補強を行うことも大切です。
耐震診断の結果に基づいて行われる
一口に耐震補強といっても実際にはさまざまな方法があり、耐震診断の結果に基づいて最適な方法を選択したうえで行われます。建物の剛性や強度、使用性や施工性、さらにはコストなども参考にして行うことが一般的です。
耐震補強計画は建物の構造や場所などの条件に合わせて、構造種別にさまざまな方法を組み合わせて行います。たとえば木造建築であれば、基礎の補強や土台・柱などの接合部の補強、耐力壁の増設などが工事の具体例です。
