安心して耐震診断を受けることができる!?耐震診断士とは
耐震診断士は国家資格ではない!建築士の資格は必須
耐震診断士は、国家資格ではありません。耐震診断を行ううえで求められる知識やスキル、そしてモラルを持ち合わせている建築士を登録する、認定制度です。つまり、耐震診断を行うためには建築士であることが必要になります。
国や自治体の設けている補助金・助成金を利用する場合、耐震診断士が耐震診断を行うことが前提となっているケースが多数です。そのため、国家資格ではありませんが依頼する側にとっては重要な認定制度だといえるでしょう。
都道府県で建築士を木造住宅の耐震診断士として登録
各都道府県が、建築士を木造住宅の耐震診断士として登録しています。耐震診断士として都道府県に登録されている建築士は、都道府県が「耐震診断の標準的な方法を理解している」と判断した建築士であるということです。
やはり前提として建築士であることが必要であり、各都道府県の知事が行う講習会を受講して知事の認定を受けることで耐震診断士になることができます。正確な基準や手続きに関し手は、各都道府県のホームページで確認できるのが通常です。
木造耐震診断資格者講習を受講を終了した耐震診断資格者
一般的には、財団法人日本建築防災協会が主催する「国土交通省大臣登録木造耐震診断資格者講習」の受講を修了した耐震診断資格者が木造住宅の耐震診断を行います。各都道府県の耐震診断氏の認定においても、耐震診断資格者講習の修了を条件としている場合が通常です。
木造耐震診断資格者講習の開催は、近年ではコロナウイルス対策の一環として、Web講習として行われています。講習を受講後、知事からの認定を受けることで耐震診断士として各都道府県に登録される制度です。