外壁調査の中でもコスパが良い打診調査ロープアクセスとは?
打診調査でロープアクセスを選ぶメリット
打診調査でロープアクセスを選ぶメリットとしては、調査にかかる費用を抑えられることが挙げられるでしょう。ロープアクセスであれば足場を組んだり特別な機材・機械を用意する必要があることから、費用を抑えられるのです。
打診調査の場合、足場を組んで外壁にアプローチするのが通常でしょう。しかしこの場合、建物が大きくなればなるほど多くの足場を組む必要があり、その分費用もかさんでしまいます。その点ロープアクセスは特別な機材を必要とせず、費用を抑えられるのです。
ロープアクセスを行う流れ
ロープアクセスを行う際にはまず、建物の屋上の丸環や頑丈なコンクリートの架台に、安全ロープを固定します。安全ロープは、メインロープとライフラインの2本が通常です。ロープを固定したら、次にそれを建物に垂らして、検査員が降下しながら打診棒や専用のハンマーなどで外壁へアプローチします。
元々はヨーロッパで発症した技術ですが、2016年に日本で労働安全規則が制定されたことにより、国内でも多く利用されるようになりました。
ロープアクセスにかかる費用相場
ロープアクセスによる外壁調査にかかる費用相場は、外壁1㎡あたりで240~450円程度です。通常の打診調査の費用相場が1㎡あたり280円~700円であることを考えると、非常に安価に調査を進められることがわかるでしょう。
足場を設置する必要がないことから比較的時間もかからず、特殊技術によって見た目以上に安全性が高い調査方法です。打診調査の費用にお悩みであれば、利用を検討してみるのもおすすめだといえるでしょう。