他の打診調査と比較してメリットはある?外壁マーキング検査とは
外壁マーキング検査のメリット
外壁マーキング検査とは、調査員が目視や打診調査によって外壁にアプローチし、劣化していると確認した部分に対してマーキングをしていく検査方法です。
外壁マーキング検査のメリットは、マーキングされていない壁に再度打診棒でアプローチすることで、調査の抜け漏れを減らすことができる点だといえるでしょう。打診調査は非常に精度の高い外壁調査の方法だとされていますが、マーキングを行うことでさらに抜け漏れのない信頼度の高い調査とすることが可能です。
外壁マーキング検査の流れ
外壁マーキング検査を行う際にはまず、通常の打診調査と同様に打診や目視などで見つかった外壁の不具合に対して、スプレー缶を用いて印をつけていきます。そしてその後、マーキングされている場所はもちろん、何も印がない場所に対しても、検査の抜け漏れがないか打診棒で調査を行う点が特徴的です。
調査終了後は壁にマーキングの跡が残ってしまいますが、こちらは全面を塗装でやり直していくため、後に残ってしまう心配はありません。
外壁マーキング検査の費用相場
外壁マーキング検査の費用相場は、通常の打診検査の費用にプラスしてスプレーやマスキングテープでのマーキング費用として、1㎡あたり20円程度が増やされます。通常の打診調査の費用相場がおよそ280円~700円であることから、外壁マーキング検査の費用相場は1㎡あたり300円~720円程度と考えることが可能です。
通常の打診調査と大きく費用が変わらないため、特にそれほど大規模な建物ではない場合では、調査の精度が上がるためおすすめできるでしょう。